《MUMEI》

その不吉なボールアクションは、カオリちゃんとの関係を続けることが、僕の破滅につながることを暗示しているように思えた…。



僕の動揺に追い討ちをかけるように、彼の告白は更に続く…。


「――…僕が仕事で月に2度ほど徹夜するのは知ってるよな…」


「……あぁ。」



中島は、テーブルの下に溜まったボールのなかから、白い手玉を拾い出しながら続けた…。


「――僕が徹夜のとき、彼女は決まって家を空けているんだ…。

この前、徹夜明けの日……彼女の化粧台に、見覚えの無いオートクチュールの香水を見つけたよ―――…。

きっと男から貢がれた代物だろうな――……。」



僕はギクリとした!

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