《MUMEI》
「――ハァ…、イイ…」
思わずそう漏らすと裕斗は俺を含んだまま悪戯っぽく笑った。
そしてわざとらしくピチャピチャと音を発て、固く力を入れた舌が全体に這いずり回る。
「気持ちイイけど、なんかイけねってば…
ジラすなよ…もう、誰かに見られたらっ!」
「ンッ、ンッ、ひゃまには、ひーじゃん」
裕斗の唾液がじんわりとボクサーに染み込んでいくのがわかる。
前だけをはだけた格好でこんな人にいつ見つかっか分かんねー状況で
「はあ、あり得ねーけど興奮すんな?なあ裕斗、俺ばっかじゃずるくねーか?お前も出せよ」
「ンッ、チュパっ、―――― うん、俺の方が結構ヤバいかも」
裕斗はご機嫌な様子でそう言うと俺のを咥えながら膝立ちのままでジーンズのボタンを外しファスナーを下ろした。
そしてその隙間から自身を引っ張りだした。
「うわ〜…エロ過ぎだ〜!」
そのまま片手で自身を抜きながら俺のを激しく出し入れしだした。
更に残りの手を俺の腰に回しなんとも愛しそうにしがみついてくる。
「デるっ!っつ!ッ…―――はあ!だすぞ!」
思わず頭を強く掴みながら腰を動かしてしまう。
裕斗は俺の動きに合わせて口をキツク閉じ……
「―――――ハァ、ハァ、ハァ………」
ドクドクと脈打ちながら口の中に一気に吐きだした。
というかイった瞬間、吸引力と手でギュッと握り込まれ、強制的に出された感じで…。
そして仕上げとばかりに緩く握ったり離したりしながら割れ目を舌先で丁寧に舐めてくれた。
「――裕斗のフェラは強烈過ぎだー、はあ、力入んね〜!」
車に寄りかかったまま俺はズルズルとアスファルトに崩れた。
「フフッ!他の奴にはさせんなよな!」
裕斗は俺から離れ後部席を開けた。
「俺もイかせて?」
さっきよか更にめちゃめちゃ悪戯っぽく俺を誘う。
「ハハッ!カーセックスってか?夜景バックになんて萌えっすな〜!」
俺は裕斗に続いて後部席に乗り込みドアをバタンと閉めた。
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