《MUMEI》 うっかり『うん』と言いそうになった。 「残念」 俊彦は悪戯っぽく笑った。 「…何か、変わった?」 「そりゃ、これからいっぱい誘惑するから」 俊彦の言葉に、私はドキッとした。 「おやすみ、蝶子」 「…おやすみ」 俊彦が帰って。 遅めの夕食を一人で食べて お風呂に入って 寝る時に、気が付いた。 俊彦が、私の事を『蝶子ちゃん』でも『マーメイドちゃん』でもなくて『蝶子』と呼んでいた事に… 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |