《MUMEI》 僕の心は、カオリちゃんに対する愛と、親友に対する背心の狭間で葛藤していた。 「……………。」 僕は中島にかける言葉を探したが、結局見つからなかった。 彼は気付いているのだろうか―――……? 彼が言った『馬鹿野郎』が、目の前に居る男だということに…。 僕は中島の呟きに無言で頷きながらも、キューを構える――……。 ――すまない… ――中島…。 そして、軟らかいショットで9番を沈めた―――……。 =*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=* 前へ |次へ |
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