《MUMEI》
すべての始まり。
主人公は【僕】。




数時間前に書いたばかりの僕の“日記”。




まさか…




こんなことになるなんて…




僕は驚きと焦りで、




手が震えてしまっていた。




とりあえず…震える手を押さえながら、どしゃ降りの雨の中を走り回った。





『どこだ!?』





『どこにあるんだ!?』





僕の叫び声は虚しくも、この激しい雨音でかき消されていた…。

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