《MUMEI》

ちらっと時計を見ると、


『17:30』


そろそろリカにメールでも送るか・・・


『今日も残業だよ・・。また帰る時にメールするね』


そんなメールを書いていると、


「大槻!行くぞ!!」


谷田さんから呼ばれた。


仕事はまだ残ってるけど、とりあえず定時になったし、中抜けでマッサージ屋に行くのだ。


「谷田さん、ちょっと待ってくださいよぉ〜」


俺は机の上を急いで片付けて谷田さんについていく。

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