《MUMEI》

とりあえずティッシュで拭けるだけ拭いて身支度を整える。

シャツの腹ん辺りが冷たくてもう二人爆笑するしかなかった。



飲みかけのドリンクを含みながら時間を見ると結構なイイ時間。
裕斗もそれに気づいた様で



「ハハッ!結構頑張っちゃったね!」



「あー腹も減った、裕斗も腹減ったろ」

「うん、なんかチンチンから全部カロリー放出した感じ」



「確かに!あーもう俺は食欲だけでいーや、てかハメ過ぎてまだチンコしめつけられてる感じする〜」



「スキーやった後のフワフワしたヤツみたいな?、つか俺もまだ中に秀幸がいる感じ残ってる〜!」





――結局俺達はドライブスルーでハンバーガー買って食った。



折角ここまで来たのにこんな状況じゃ外食は無理だから。



「今度から車エッチはゴム使おうよ」



ポテトをモグモグしながら裕斗は言った。

「そうだな、結構車も楽しかったし…、てかなんか運転慣れたじゃん」



「うん、なんかね〜!俺も車買おうかなー」


ポテトを口元に運んでやると美味しそうに食べている。



裕斗はペーパーとはいえ高速を走ったせいでだいぶ自信がついたみたいだ。




何気に運転する姿がだいぶ様になっている。



「大阪走れたら全国走れるらしいぜ?なにわは運転荒いからな〜」



「あー聞いた事ある!ウインカー出すと入れてくんないとかでしょ?無理に入ってからウインカー出すのが大阪のルールなんだよね?」





いや、それは一部だろうからお前は真似すんなって言い聞かせて…。

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