《MUMEI》

翌日、いつも通りに電車に乗った。


しかし・・・例の手紙が気になってビクビクしていた。


例の手紙の犯人は私のことを知ってる人・・・


そう思うと友達か職場しかないと思った。


しかし私だけでなく佐久間のことも知っている人物と考えると職場の人間と考えるには根拠が薄かった。


友達?


まさかね・・・


そう思いながら千夏が頭に浮かんだ・・・


そう言えば、この間、電話で様子がおかしかった・・・

急に佐久間さんと自分を重ねてみたり・・・


まさか・・・


いや、違う!


急いで頭の中で否定する。


千夏は違う!!!

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