《MUMEI》 導入(序章の簡潔なあらすじ)『………ここは…どこ…』 『……私は…誰…』 とある都の城下町。 そこで、一人の少女が倒れていた。 それを見つけた少女[ミチカ]はその子供を拾い、家に連れ帰る。 その少女は命に別状は無かったが、なかなか目を覚まさなかった。 それから3日後… その少女は目を覚ました。 だが…その少女は自分が何故この場所にいるのかもわからず、更に自分が何者なのかも、自分の名前すらもわからないという。 つまり、簡潔に言えば記憶喪失… 殆どの記憶を失っているようだ。 唯一覚えていることは、「言葉」のみと言える。 ミチカの祖母である[ニヤーヴァ]はその自分の名前すらも思い出せない少女に[シュンカ]という名を授ける。 数日が経ち、シュンカは次第に拾われた時にあった傷も徐々に癒え、元気になっていった。 自分が記憶喪失だということを忘れたかのように… それから数年後… もう既にシュンカは、ミチカ達の家族となっていた。 そして、いつまでも平和な時が続くとこの時は信じていた。 そんなある日… 都で戦が起った… そして、それに巻き込まれたミチカの両親… 二人は行方不明となり、生死すらもわからない。 その後、ニヤーヴァも病気で床に伏し、息を引き取る… 絶望の淵に突き落とされた二人だったがある日、ミチカの両親が生きているという情報を耳にする。 その情報を信じた二人は、両親を探すための旅に出ることとなった… …この先の…長い長い…旅路を… …そして…数々の運命に巻き込まれる旅を… 次へ |
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