《MUMEI》
逆転
独身の時は一人でパチンコ屋に出掛けたり、友達同士で集まって遊んだり飲んだりばかりだった俺。
遠出したり電車乗ったりとかはほぼ記憶にない。
俺は、妻いわく『出無精』との事。
 
打って変わって妻は旅行好き。
『旅行』『映画鑑賞』『絵描き』『食べ歩き』と、多趣味な妻。
俺とはほとんど正反対なようで価値観的なのは同じ。今じゃ趣味も妻に似てきた(ーー;)
 
話にしか聞いた事ないが、妻は昔から一人で電車やバスを乗り継いでよく遠出してた程の出掛け好きらしい。
学生の時はバイトで稼いだ金をチビチビ貯め、ある程度貯めたらすぐ遠出してたんだと。
活動的な妻らしい行動だと思う。
逆に、俺は地理に詳しくない方だから出掛ける事が苦手。別に嫌いとかではない。
そのため、妻と付き合ってた時は妻が目的地や道案内、デートのスケジュールなどを決めてくれていた。
運転は俺、道案内は妻…そんな役割分担。
俺の地元であり妻の居住地ではないが、なぜか俺より地理に詳しい妻…ある意味尊敬しました。
 
その名残なのだろうか?
今現在も俺をエスコートして(引っ張ってって)くれる妻。
たくましい妻に支えられてばかりな俺ですorz
完ぺき、男と女の地位が逆転してる俺ら夫婦。
かなり笑える!!

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫