《MUMEI》

「…まぁまぁクロ!!
とりあえず着替えに行こ〜よ。」


「…あぁ。
うん。
そうだね。」


ヤマの言う通りとりあえず着替えに行くことにした。


なんでかな?


よくわかんないけど、ちょっとショックだった。


何があったんだろ?


気になってしょうがなかった。


体育館ではランニングを始めてるみたいだった。


「あのユキヒロさん?」


「ん?何?」


「誰すか今の人たち?」


「あぁ。今の人たちは、俺の2個上の先輩。」


「あ。そうなんすか!?へ〜上手いんすか?」


「ヤマトさんはかなり上手かったね。


エースだったし、ほとんどの試合の得点王だったし。」


「そうなんすか?」


「うん。1試合で17点獲ったこともあったよ。」


「は!?なんすかその記録!?めっちゃ凄いすね!!」


「うん。あの人はヤバい。」


「どっちの人がその人すか?」


「短髪の人だよ。」


「あ〜、あの人すか。
もう1人の人はどうなんすか?」


「クロさん?
ん〜、まぁ普通かな?
特別上手いわけじゃなかったと思うよ。」


「あの茶髪の人ですよね?クロさんっていうんだ。」


「うん。黒田小太郎さん。だからクロさん。」

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