《MUMEI》
試合しません?
「やべ久々だ!!」


凄い楽しそうなヤマ。
気にしてないのかな?


まぁ僕たちあんま2個下と話さなかったしな。
そんなもんかも。


僕たちも少人数で練習すんのは慣れてたし。
2個下のやつらがあんなに入部してきたことの方が元々おかしかったんだよね。


「まず何やんすか?」


先生は昔から何考えてんのかわかんない。
卒業生が練習来てんのにこんな無反応って変じゃないか?


もっとテンション上げよ〜よ!!


って突っ込みたいけど、この人はこういう人だからな。しょうがない。


「まずキーパー練。」


相変わらずのメニューだね。
でもキーパー練は大切だよ。実際。


「やべ、イキナリだと肩壊しそうだから軽く投げよ。」


「ヤマ、お前の肩は心配しなくても壊れないよ。」


「ま。久々だから一応ね。」


キーパー練が始まった。

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