《MUMEI》 ――――僕は最低の男だ……。 灯りを落としたリッツの部屋に、僕の声だけが虚しく響く――… 「ごめん……いま、仕事が忙しくて… ――そうじゃないょ……。 ――…うん…その話は日本に帰ってから、また… ――…愛してるよ… ―うん…それじゃあ…また連絡するよ… ――…あぁ……おやすみ…」 僕は多忙を理由に、結論を先伸ばしにしてしまった――……。 通話を切る間際――… 彼女は、電話の向こうで確かに泣いていた……。 =*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=* 前へ |次へ |
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