《MUMEI》

キーパーも反応できていなかった。


まぁ予想通りの展開。


確かにあのキーパーにセンスはあるし、実力もあると思うけど、経験不足は否めない。


そう思いながらも僕の気持ちは、高揚していた。


「すご…」


「だからヤマトさんは凄いって言ったじゃん!!」


キーパーは何も言わず、ゴール内にあるボールをヤマに返した。


「ユキヒロ。次、下から2、1。」


先生が言った。


練習は続く。


つか、この人数であと1時間半以上もなにやんだよ。

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