《MUMEI》

私はそのメールを見て凍りついた…





『お前は佐久間謙二に殺される』


送信日を確認すると昨晩の午前2時…


送信者はフリーメールのため特定できそうにない…




また……




あまりの驚きとショックでしばし動けなかった。




「ねぇ、さとちゃん、どうしたの?」


リナ先輩から声をかけられて我に返った。


「え?あ…なんでもないです…」


慌て画面を切り替えて返事をする。


「でも顔が真っ青よ…」


「そ、そうですか?」


適当に誤魔化すが、口が上手くまわらない。


「さては昨日休みだったから夜遊びでもした?若いって良いわねぇ〜」


そんなリナ先輩の言葉に、


「アハハハハハハハハ…」


笑って話を終わらした。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫