《MUMEI》

俺は客がある程度引いたので、凛香とアフターでdream BLUEにむかった。


「おう!蓮!凛香ちゃん!」

「マスター!なんかビールと適当にもってきて〜!」


「あいよ〜」


俺の席に着く。



「んで〜〜??どうなの?お姫ちゃんとは?何したの??」


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・きす」


「え???聞こえない!!」

「キスしたんだよ!」


「はっはっはっはっははははははははは」

凛香の声が響く。

「あんたキスしたぐらいでそんなフェロモンむんむんしてんの??」

「そ・・そうか?」


「しかもキスした位で、そんな大事みたいな顔してんの?」

「うるせえよ」

「ファーストキスだったのね〜〜」


「うるさいって」

「かっわい〜〜」
「かっわい〜〜」

わ!!!マスターまで・・・


「誰とキスしたって?」

「マスタ〜!!!やめてくださいよ・・・」


「はい、お待たせ」


マスターがカウンターにいったのを見てひそひそと凛香に話す

「お前、絶対ゆうなよ!」

「わかってるわよ!その前にあんたのそのフェロモンどうにかしなさいよ。プロなんでしょ?恋愛してるのなんて女から見ればもろわかりよ?」

「そうなのか??」

「あたしじゃなくてもみんな多分何か違うって思ってるって」


「俺どうしよ・・・たぶん本当に惚れちゃったかも」

「どうしようもないんじゃない?惚れたんだもん。」

「凛香は恋してるのか?」

「・・・・・して無いわよ」

お・・!!!!!
急に艶っぽくなりやがった!!!
これがフェロモンか!!!!!!なるほど!!!

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