《MUMEI》 「知らないわよ」 私が言うと、 「なんで!!!」 と、また千夏が鬱陶しいことを聞いてくる。 「言ってないからよ」 私も面倒になって受け答えが雑になる。 「言いなさいよ!」 「言う必要なんてないから言わないの!」 私がピシャリと言うと、千夏は少し大人しくなった。 「私が佐久間さんなら言って欲しいかな・・・」 また自分と佐久間を重ね合わせている。 「千夏と佐久間さんは全然違うわよ」 「そうかしら?」 千夏は納得してない返事をするが、言いたいことを言ったのか、 「ま、二次会楽しみにしてるわ。準備頑張って」 と、電話を切った。 前へ |次へ |
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