《MUMEI》

「別に好きで、こんな洋服着ているわけではありませんよ。」


勳羅は話を聞かず、カメラで塁羅を撮りまくっていた。


「撮るな!」


「記念だよ記念、それにしてもずいぶんと猫化が進んだね。」


「勳羅、本当に元の姿に戻るよね…。」


「大丈夫だって、早ければ今日中に戻るさ。」


「そう、よかった。」


「それよりラルン、独り占めはずるいぞ!」


勳羅はラルンから塁羅を奪いとった。

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