《MUMEI》

昼前に目を覚ましてからも私と太一は裸のままじゃれ合っていた。


「寒い・・・」


ベッドの下に落ちている下着を取ろうとすると、


「まだダメ・・・」


太一が邪魔をして私の体に覆いかぶさりキスをする。


「もう出来ないくせに」


「俺ができなくても、愛加を気持ち良くさせてあげることはできるよ・・・」


太一は私の膝を立て、太ももから少しずつ上に手を這わせる。


「指と口どっちがいい?」


太一はクスッと笑いながら指で私を愛撫し始めた。


「もうっ・・・」


なんて言いながら私は太一にされるがまま感じる。





ピンポーン♪


チャイムが鳴る。


「いいとこなのに・・・」


太一はブツブツ言いながらもベッドから降りて服を着て玄関へ向かう。


そしてドアを開ける音がする。


ガチャッ


「はい」


「おはよ」


佐久間だ・・・

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