《MUMEI》 「…あなたは…3組の―…椎名みつるくん、よね??」 「へ??」 今度は、おれが反応する。 と、 美女は、ふふっ、と可笑しそうに笑った。 「…そうね、2人とも…紅茶はどう??」 「「…へ??」」 「飲んで行きなさいよ、どうせ授業出ないんでしょ??」 おれたちが戸惑っていると 「―…いいわよ」 言いながら、美女が、すっとイスから立ち上がった。 「…あなたたちの話―…」 流れるような動作で、棚からティーポットといくつかの瓶を取り出す。 続いてティーカップを3つ取り出し、テーブルに置くと、 その美女はにっこりと笑って、言った。 「…信じてあげても、いいわ」 前へ |次へ |
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