《MUMEI》

「籍だけでいいね」

昭一郎さんに嫌われたくなくて、私は昭一郎さんに従うの。
結婚だってしたかった。
幸せな花嫁に憧れたわ。
ぼんやり、遠くを見つめて私は不安になる。

貴方は陽炎みたいに消えてしまうのではないかと。



私は貴方の影を追いかけたいけれど、出来ない。

だから別の形を追いかけるの。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫