《MUMEI》
彼思い
翌日...

ガラガラッ

「おっはよ☆」
と文乃は教室のドアを開けて、この教室の中に一人しかいないめぐに声をかけた。

「おはよ。文乃、元気だねェ」

「おはよ、めぐ。文乃、昨日ちょっとあったから朝からこんなテンションなんだよ〜。」
文乃の後から美加が教室に入ってきた。

「えッ?そうなの?めぐも聞きたぁい♪」
ニヤニヤしながらめぐが言ってきた。

めぐは超美人で大人っぽい。それに同い年なのに今までいろんな経験をしてるらしいから、相談とかできる友達なのだ。

「う〜んと...///実はね、昨日郵便局の人が配達にきて、その人にちょっと...//エヘッ」

「マジで!?」

「で、でもまだ気になる程度でッ///...それに全然なにも知らないし...」

「名前は?名前は知らないの?」

「それが...」

今まで話を聞いていた美加が、
「文乃ってば、電話で相手が名前言ったのに覚えてないんだよ〜」
「だって、電話ってなるとあがちゃってッホダメなんだよねェ〜」
「そっかぁ、もし名前がわかってたらなんかの手掛かりになるんだけどねェ。」

「そうだよねェ...でもお母さんがまた荷物送るっていうから、その時に会えたらなぁって思って☆」

「そっかぁ、ならよかったぁ。会ったらネ-ムを見たりとかすればわかるし...あと指輪があれば結婚してるかどうかわかるし。」

めぐの言葉に
「結婚かぁ...。結婚してるかもしれないし彼女がいるかもだよねェ。ねェめぐ、印象に残るにはどうしたらいいかなぁ」

「う〜ん。そうだなぁ。『お疲れ様です』とか『ありがとうございます』とか言うと、あっちも嬉しいと思うよ。あとあめとかコ-ヒ-を帰り際に『いつもありがとうございます』つって渡すと印象に残るかもよ〜(笑)」

「それ、いいねッ!」
「あたし、やってみようかなぁ...///」

めぐのアドバイスを受け、あたしは次にあった時に積極的にいこうと決心した。


数日後、今日は郵便局から荷物が届く日である。

文乃はコ-ヒ-を持って渡そうと心の準備をしていた。
プルル...

「はい。もしもし工藤ですが。」

「ニノ沢郵便局ですが、荷物を届けにきました。」
「今行きまぁ〜す。」
...あれ。声があの人と違う。もしかして...

玄関に着いて外にいる郵便局員を見た時、もうあの人に会えないのだと思ったのだった。

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