《MUMEI》

あれから数日が経つ……

これまで色々な出来事があった…

どの出来事も忘れられるはずが無いほど印象が深かった…

……私は都で働きに出ながら…あの二人の居場所を探している…

ミチカは……ニヤーヴァの死から立ち直って無いようで………前のあの元気な姿を見ることは無くなった…

もう…辛過ぎる出来事が多過ぎた……

それもこれも私が来てからだ……

私は………いないほうがいいのだろうか…

でも………ニヤーヴァとの約束がある……

それを破ることは私自身が許さない…

だから……私はここにいる。

ちなみに……あの二人の手掛かりは何も見つかっていない…

ただ………少し気掛かりな情報を見つけた。

手掛かりになるかはわからない…

その情報の場所に行くとしてもかなりの長旅になることは間違ない。

それこそニヤーヴァとの約束を守れなくなる。

…約束といえば…ミチカは私のことどう思ってるんだろう…





シュンカ「ミチカ……」

私は直接訊いてみることにした。

ミチカ「………」

反応はない…

シュンカ「少し……訊きたいことがある。」

ミチカ「………」

シュンカ「私は……ここを出て行ったほうがいいのかな……?」

ミチカ「!」

少し驚いたようだ…

シュンカ「……私がいると辛い?」

ミチカ「………」

シュンカ「私のこと……嫌い?」

ミチカ「……なんでそんなこと訊くの?」

シュンカ「………」

ミチカ「……そうよ、嫌いよ…あんたが憎いよ…」

シュンカ「………」

ミチカ「あんたのせいよ!!!あんたが来てから……」

シュンカ「………」

ミチカ「私の前から消えなさいよぉ!!!!」

シュンカ「……うん……」

ミチカ「!……あっ……」

ミチカは思いとどまるように言葉を詰まる…

シュンカ「……今まで……ごめんね…」

ミチカ「ち、違うの!今のは本心じゃない!勢いで……」

シュンカ「…いいよ…私が悪いのは事実だから…」

ミチカ「違う!シュンカは何も悪くない!」

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