《MUMEI》

ロングシュートは通用しない。


そう気付いた赤高は、攻撃パターンを変え始めた。


ユキヒロは突破。
センターはポストへのパス。


しかし、パターンが少なすぎる。


右45は突破力が乏しいし、両サイドには速攻を出させないよう走りまくった。


結局少ないパターンでしか点を取れない赤高。


試合時間が20分を過ぎたあたりで、14対5。


差は縮まらない。


残り時間は10分となっていた。

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