《MUMEI》

「それで 黒猫さん これからの 事ですが

…先程の質問で 天使の資格は 充分あります。

このまま 天使として 天国で 暮らせますよ。

それとも 生まれ変わって 下界で 暮らしますか?」

女神様は 静かに 僕に問いかけた。

僕の 気持ちは 決まっていた。

「出来れば 下界で 飼い主の エリさんと 暮らしたいです。」

それを 聞いて 女神様は とても 悲しげな表情をした。

「黒猫さん 生まれ変わったら 飼い主さん は 選べないのですよ。決まりなので。あと前世の 記憶も 消えますから…それで 良いのですか?」

僕は ガッカリして 返事に 困ってしまった。

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