《MUMEI》 「いらっしゃい!」 ドアを開けると突然、太一は私を抱きしめた。 「もうっ玄関で……ンッ」 キスで口を封じられ、 「急にごめん…どうしても会いたくなってさ」 「そう…」 そして太一は玄関先にも関わらず、服の中に手を忍ばせてくる。 私はその手を服の上から押さえた。 「何かあった?」 「何もない。ただ会いたくなったんだ」 「太一らしくないね…」 珍しい… 「これからは気持ちを素直に伝えようと思ってさ…。もう愛加を失いたくないから…」 そして太一はまたキスをして私の服を脱がし始める。 「ここじゃダメ…」 私が抵抗すると、 「早くベッドに行こう」 と、太一は私の手を引き、ベッドに押し倒して首筋に激しく吸い付いた。 前へ |次へ |
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