《MUMEI》
大切な物
ザルエはアティにディアボロスを渡すとアティをぎゅっと抱きしめた…

「俺達の何よりも大切なもの気を付けてな」

「うん…お父さん、無事に戻って来るからね」

「アクトも来なさい」

「はい」

「アクトは姉さんから離れないようにな?」

「うん、分かってるよ」

「2人共気を付けてな」

『はい!』

ザルエが指笛を鳴らすとレミールが飛んできた

「レミール、この子達を守ってやってく」

「キュ〜」

レミールは首を縦に振った

「2人共行きなさい」

ウールはアティとアクトを抱きしめながら言った…
そして2人はレミールの背中に乗って教会の最深部に向かった
地上界へ繋がる鏡はザルエの家から教会に移されて、教会に申請すれば誰でも地上界へ行けるようになっているのだった…

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