《MUMEI》 少年学校でも、目立つやつではない。 特に、顔がかっこ良くもなく、また特に面白いわけでもない。 なぜなんだろう。こんなやつなのに、なぜかこの人間の周りには、常に人がいる。 友達であったり、先生であったり、はたまた、飼い犬であったり。 こんな少年だが、実は、かなりの妄想家。 例えば、好きな子ができる、そんなとき、こいつは背の子とのデートを妄想する。 他には、イラつく奴がいる。 今度は、そいつをボコボコにする妄想をする。 周りの人から見たこの少年、どんなものなのやら・・ こんな変な少年でも、好きな事、いや夢がある。 ラ・フランス型のボディに突き出た枝、その枝の上を走る六本の鉄線。 そこから出す音でみんなを幸せにするのがこの少年の夢だ。 前へ |次へ |
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