《MUMEI》
そして今。
ヤマ対水川。


最後の…


勝負。


「ピー!!」


審判の笛が鳴った。


ヤマはシュートを投げた。


会場は静まり返っていた。


「バシッ!!」


ヤマのシュートが止められた。


17対18。


高校生活最後の試合が終わった。





そして今。


海南クラブの一員となった


僕の速攻が決まる。


「おぉクロ!!久しぶりに見たわ!!」


ヤマがちょっと興奮気味。


でも僕はもっと興奮していた。


そして試合が終わった。





「今日はありがとうございました。」


「いいよいいよ。」


海南クラブの人たちはすぐ帰った。


僕とヤマ。
それに翔太と恭介の4人は校舎外でだべってた。


僕とヤマはタバコ吸ってた。


僕たちのところへ先生が来た。


「クロ今日はありがとな。」


「いやいや、僕から言い出したことですしね。」


「つうかクロ。なんで急に試合やりたがってたの?」


「あ〜、気になることあったからさ。」


「…何だ?」


「あの右45。」

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