《MUMEI》

「もぉ!何よ!」


―――ピィー…!


「あ!堀川くん!?…主人は、もう成田空港に着いたかしら?

着いたら直ぐに、麻布の○○○てゆー料亭に連れて来てちょーだい!

必ず同窓会に出席するように言っといて!これは命令!

大急ぎよ!分かったわね!?」


――――ピッ!……カチャンッ!


「今に見てらっしゃい……あの女ァ…」



洗面台の鏡のなかで、醜悪な顔が樮笑んだ――…。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫