《MUMEI》
長沢視点
運転手さんにつりは要らないって言ってタクシーを降りた。





つか、つり銭貰う時間あったら一秒でも早く聖を抱きたかったから……。






俺の腕の中で往生際悪くもがく聖を無理矢理抱き抱えながらマンションに入る。





エレベーターに乗り込んだところで俺は乱暴に唇を重ねた。











――話は3日前にさかのぼる。







――――あの日俺は
コペルニクス的衝撃を


受けた…






















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