《MUMEI》

私がベッドに仰向けに寝ると、俊彦は慎重に、足に触れないように跨り、おおいかぶさってきた。


最近になって


足に愛撫をしなければ、私の体は硬直しないようになった。


だから、俊彦を受け入れても良かったのだが…


俊彦は、『足も含めて全部愛してから繋がりたい』と言ってくれた。


それに…


足に力が入っていると、どうやら、初めての私は痛い思いをするらしいから。


だから、俊彦は、時間をかけて、私のリハビリを行ってくれていた。


そんな俊彦に、私は申し訳ない気持ちでいっぱいだった。


「…ごめんね」


深いキスの後、私はもう一度、謝った。


「どうして?」


俊彦は、不思議そうな顔をした。


「だって…」


「ちゃんと言ったよ?前に」


そう言って、俊彦がビキニの上を慣れた手つきで外した。


思わず胸を隠そうとした手を、掴まれた。


「蝶子は全部可愛いって…」


そして、俊彦は私の胸にそっと触れた。


「だ…あっ…」


手で包むように優しく掴みながら、ゆっくりと揉み始める。


「柔らかいし、ちょうどいい大きさだし…ここも、ピンクで可愛いし…」


「あっ…」

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