《MUMEI》
新幹線の中で…
京都駅に到着し少し時間もあったので、伊勢丹の地下でお土産を物色していた。


たしか太一は辻利が好きだったわね…


千夏は八つ橋でいっか…


美幸は結婚したし、お漬け物なんかがいいかな。




これで…全部……




うん、全部だわ!



そろそろホームに移動しないと…





いくつもの袋を手に下げて私は改札をくぐった。




そして、コンコースの土産物にまた目が行く。



もう全部買ったもん…



そう思いつつ、



自分用のを買ってないわ!!



と、大して好きでもない八つ橋をもう一箱買って、ホームに繋がるエスカレーターに乗った。



ホームに上がり自由席の車両の乗り場に並ぼうとキョロキョロしていると、


あれ?


どこかで見たことのある男性が立っている。


あの人って…たしか…


その男性も私に気づいたようで軽く会釈する。


あぁー


「越智さん!!」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫