《MUMEI》

塁羅は短い足で頑張って走っていた。


「うわっ!」


するといきなり、塁羅は宙に浮かんだ。


塁羅はぎゅっと瞑っていた目を開けた。


すると目の前には、紫吾の顔があった。


「飛角さん、それに蓮邊さん。どうして。」


「塁羅が心配だからさ。」


『ちゃんと捕まっていろよ。』


紫吾は塁羅を自分の頭の上に乗せた。

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