《MUMEI》

そこには、紫吾の頭に乗っている塁羅と綺嘉がいた。


翠華は慌てて涙を拭いた。


「どうして、ここに来たのよ。」


「像を直しに来たんです。」


「小動物に何が出来るのよ。」


塁羅は紫吾の頭から降りて、噴水へと歩いていった。


「ちょっとこっちに来ないでよ!私は小動物が嫌いなの!」


翠華は泣きながら叫んだ。

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