《MUMEI》 「よし、」 自分の『理想』的な走りをイメージして納得していた。 「この走りが出来たらなぁ…最高〜」 ダンッ!「イテッ」 仰向けになり手足を大きく開き、大の字になった俺の左手は窓枠に裏拳を放ってしまった。 が、やられたのは俺で、左手の甲を押さえて、赤子のように丸まった。 「イタイよ〜…」 と言いながらも、俺はニヤケていた。 もちろんこの後の峠を思い浮かべてだ。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |