《MUMEI》 シュンカ「………まじすか〜?」 ミチカ「ほら!そろそろ行くよ!」 私の発言はシカトすか…… シュンカ「えっと…どこにでしたっけ?」 ミチカ「はぁ?あんたが知ってるんじゃないの?私は知らないわよ。」 シュンカ「………え〜っと…」 ミチカ「とりあえずこんなところにとどまってるのもなんだからさっさと出発するわよ!」 シュンカ「………はい」 ミチカ「歩きながらでいいから早く思い出してよね!」 シュンカ「……うん…」 ミチカ「…まったく…」 あれ〜?なんで私怒られてんの? まあいいや………あ! シュンカ「そうそう…この森結構迷うから気をつけた方が…」 ミチカ「へ?何が?」 私が忠告しようとした時既に出口をでていた。 シュンカ「………」 ミチカ「シュンカ?何怒ってるの?」 シュンカ「……怒ってない」 ミチカ「?」 なんか………納得いかない… ・ ・ ・ ・ ・ 森から出るとそこは一面緑の平原だった。 そして、その先には微かだが村が見える。 たぶんだいぶ前に避難した場所とは違う村だと思う。 はっきり言って都を出てからずっと野宿だったので正直うんざりしていた。 だからここで村を見つけることが出来たのはかなりラッキーだ。 でも……結構遠い… …まあ仕方ないか… ミチカ「どうしたの〜?早く行くよ〜」 シュンカ「ごめんごめん…ちょっとぼーっとしてた…」 これからどんなことがあるんだろう… でも………不思議と怖くは無い… ・ ・ ・ ・ ・ そして、都を出てから記念すべき最初の村に着く。 ミチカ「…のどかだね〜…」 シュンカ「そうだね〜…」 その村は静かで、とても優しい感じの村だった。 ミチカ「どう?そろそろ旅の目的思い出した?」 シュンカ「うん。一応は…」 ミチカ「そろそろ私にも教えてくれてもいいんじゃない?」 シュンカ「ダメ〜…」 ミチカ「まあいいけどね〜…」 シュンカ「それよりもどこか泊めてもらえる所探さないと。」 前へ |次へ |
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