《MUMEI》

『ガラガラガラ…』




ドアを勢いよく開けて、すかさず時計を確認…


「7時55分…、間に合ったぁ〜」


5分前行動を無事達成し、安堵している私の肩をポンポンっと叩くのは馴染みの顔…


「早川さん久しぶりね。今日から早速よろしく!」


杉浦先生だ。
って来て早々教えるわけ?研修とか練習とかは無いわけ!?まじっすか??



「だ…誰に何を教えるんですか??」


「あれ?言ってなかったっけ?」


「何も聞いてないですよ…」


「そんなに心配いらないわよ〜!教科はあなたの得意な国語で、相手は高校一年生だから♪」




確かに、私は国文学科に進学したくらい国語は好きだし、得意な方である。

でも、教えるのは初めてだからやっぱり不安だなぁ…高校生って男?女?問題児じゃないといいけど…、
それにお金はいくらもら…



次々に疑問が浮上したのだが、もう杉浦先生は隣の部屋で授業を始めてしまっていた。



そういえばもう8時だけど来ないなぁ…



私は仕方無く一番奥の椅子に座り、得体の知れない“生徒”やらを待つことにした。

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