《MUMEI》

「時間どうする?」

「お前この人数なんだからフリータイムに決まってんだろ。」

「オッケ〜。」

結局6人でカラオケに来ていた。

もちろん恭介も一緒。

「クロ一緒に歌お〜!!」

「任せろ!!まずはアニソンだろ!!」

「いきなりかよ!!中盤だろアニソンは!!」

「歌いたい時に歌うのが一番いいんだよ!!」

文句を言いつつも恭介とアニソンを歌った。

なんだかんだで皆もアニソンでテンションが上がってた。

結局6時間程歌い、カラオケを後にした。

「つ〜か腹減んない?」

「天の川行こ〜よ!!」

「どこ?」

「ミルキーウェイ。」

「普通に言えよ!!」

てなわけでそのままミルキーウェイへ。

恭介が僕の向かい側に座った。

「何にする?」

「普通に晩飯にしたいから、ハンバーグ食いたい。あとドリンクバーとサラダバー。」

ハンバーグを待つ間。
飲み物やサラダを食べながら、皆で話してた。

「クロ。」

「ん?」

恭介が話しかけてきた。

「お前昨日の話どうすんの?」

「昨日言ったじゃん。やんないよ。」

「もったいなくね?」

「何が?」

「俺もお前コーチやんの見てみたい。」

「は?」

「お前指導者に向いてると思うってこと。」

「…よくわかんないよ。」

店員がきた。

「お待たせいたしました。こちらチョコレートパフェになります。」



「?」

「誰か頼んだ?」

「いや。」

「頼んでないっすよ。」

「え?すいません!!間違えました!!」

早くハンバーグ持ってきてくれ。

腹減った。

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