《MUMEI》 再び、4台のサウンドが響き渡る。 俺がストレートの先に目をやると、R1がフルスロットルで立ち上がってくる。 「此処までに3台との差は殆ど無しか…」 R1が左一杯に寄り減速したかと思うと、一瞬でフルバンクに持ってゆき、そのままの態勢で次のコーナーもクリアして行った。 R1は直角2連コーナーを1つのコーナーに変えてしまったのだ。 俺は全身に悪寒が走った。 後ろの3台は、少し車体を起こし、もう一度寝かせ込む。 「これが『格』の違いなのか…」 俺は、暫く身動き取れずにいた。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |