《MUMEI》

―――こ!…この女……!?


毒々しいアイシャドウに彩られた花子の眼が見開いた!



カオリの襟首の辺りから漂ってきたフローラル系のパフュームが、花子の鼻先を擽った――…


――…この芳香――…!


その香は、花子の記憶の断片にあった臭素とピタリ一致した―――…!!



☆。.:*:・゚〇。.:*:・゚☆。.:*:・゚〇。


『あら――…アナタ、なんだかイイ匂いがするわね?

これ、女物の香水じゃないの?』


『そうかい?(焦)…きっと一緒に仕事をしてたインド人技師の香水の匂いさ…』


☆。.:*:・゚〇。.:*:・゚☆。.:*:・゚〇。

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