《MUMEI》

席に着いた俺達は、改めて自己紹介する事なった。
俺=翔さん(36)、隼=ヨッチャン(34)、CB1300=タケチャン(34)、ZRX1200=カタヤン(34)、SV1000=のり君(25)、CBR1000RR=りょう君(25)、と呼ぶ事になった。

すると、大きなお盆が次々と運ばれて来た。
「これが焼き豚玉子飯?」
深型のさらにご飯を盛り、厚切りの焼き豚かが6枚、その上に半熟の目玉焼きが2個乗っている。

俺は、この豪快でボリュームのある『焼き豚玉子飯』に驚いた。

好みで、軽くコショウをふり、キミを潰してご飯と絡める。
レンゲで焼き豚をすくい一口かじり、キミを絡めたご飯を一口。
濃厚なタレがキミでまろやかになり、肉厚の焼き豚も柔らかい。
「これ、めちゃうまやん」
「そやろ〜」
皆が声を揃える。
ラーメンは至って普通だが、サラダも付いて650円は安い。
その後、会話もなく黙々と食べ続けた。

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