《MUMEI》 一応全員揃ってるみたいだな。 「おっす。」 「あ、クロさん。ヤマトさん。どうも。」 「よ。メニューもう始まってんの?」 「いや…、メニューとかないんで、まだランニングしかやってないです。」 メニューがない? あ。 この人数じゃな。 「そっか。ヤマ?」 「ん?」 「何したらいいかな?」 「お前が決めろよ。」 …う〜ん。 「ユキヒロ。皆集めてくれる?」 「はい。おい集合〜!!」 「…」 無言で歩いて来やがった。 そんなに僕が気に入らないんかい。 「とりあえず今日のメニューは少人数で出来るものにするから。」 「とりあえず?」 「うん。出来れば試合やりたいんだよ。合同練習とかでもいい。」 「何でですか?」 「う〜ん、理由は色々あるけど、一言で言うと経験不足だからかな。」 「あの。」 ? 前の試合でセンターをやってた背の低い… 「何?えっと…?」 「椎名です。椎名洋平。」 「あ、悪い。椎名ね。んで…何?」 「回りくどいの嫌いなんで、単刀直入に聞きたいんすけど。」 「だから何?」 「先輩はホントに上手いんですか?」 前へ |次へ |
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