《MUMEI》 不安な朝翌朝。 私は、携帯のアラーム音で目を覚ました。 …体はすっきりしていた。 周りを見ると、愛理さん・理美さん・結子さんはまだ熟睡していた。 私は、ピンクの浴衣を着ていて、洗面所の鏡で確認するとすっぴんだった。 しかも、きちんと昨日着た水着も干してあり、乾いていた。 だからといって、安心はできなかった。 過去に、日本酒を飲んで…酔った私は そこにいた男女に抱きつく・キスする・押し倒すとセクハラ三昧を行った後 会費をきちんと払って 終電に乗って、東京から千葉の父や華江さんのいる自宅に、しっかりとした足取りで帰ってきていた。 ちなみに、私は、同級生に勧められて、日本酒を一口飲んでから後の記憶が全く無かった。 それ以来、私は 『絶対日本酒禁止』になっていた。 (わ〜わ〜わ〜…!) 多分、俊彦に何もしていない…なんて、有り得ないから私は、その場に頭を抱えて座り込んだ。 ポンッ 「キャッ!」 「あ、ごめん。…大丈夫?」 「あ、はい。…おはようございます」 私は後ろに立っていた結子さんに慌てて挨拶した。 そして、そのまま二人で朝風呂に向かった。 前へ |次へ |
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