《MUMEI》
3年ぶりの恋!?。
“なんなの?憐のあの態度。言いたいことがあるならはっきり言えっつぅの”




家に着いても何故か、イライラが治まらず、持ってたバッグをベットに投げつけた。




バッグの中身が散らばって携帯がベットから落ちた。



“ん?留守番入ってる”





“誰だろう?”




“憐からだ。”




『…憐だけど。えーっと…無事帰ったか心配だから家に着いたら着信かメール入れれよ。じゃあな。』




憐はいつもそうだった。




私が帰る前には必ず『家に着いたら俺の携帯に着信入れろよ。』って言う。




今日はさすがに電話する気分じゃなかったけどメールで『いつもありがと。』って送ってみた。




私は、その夜なかなか寝付けなくて、ずっと憐の事を考えていた。




憐は無愛想で口下手だけどいつも私のグチや悩みを黙って聞いてくれる。




お酒に弱い私が酔いすぎないように黙って極薄ウーロンハイにしてくれる。




一人で飲みに行っても他のお客に絡まれないように配慮してくれる。




“憐はいつもホントに優しいなぁ〜”




私がお酒弱いのに飲みに行くのは憐に会いたいからかもなぁ〜。




…。あれ?




私…憐の事




…好き?




…好きかも。

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