《MUMEI》
密談と魔の手
☆。.:*:・゚〇。.:*:・゚☆。.:*:・゚〇。



カツオは両親に豊かな老後を送ってもらうために、幼少期に過ごした家を引き払い、世田谷に白亜の豪邸を建てていた。


そこは年老いた父親とカツオの姉夫婦が住む、2世帯住宅となっている。



――――数ヶ月前……


花子はサザエを訪ねて世田谷の邸宅に一人でやってきた――…。


「あら……花子さんが訪ねて来るなんて珍しいわね?…どうなさったの?」


「サザエ姉さん!聞いて下さる!?」



花子はサザエの自宅を訪れるなり、溶けたアイシャドウを黒い涙に変えて泣き付いた。

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