《MUMEI》
サイジョウ 1
「あの……」

「あら、なにかしら?」


さっき起きた男の子が話しかけてきたわ。

キョロキョロしてたし、アタシたちが一番話しやすそうとか思ったのかしら?


色々聞いてきたあのメガネ男とは違って、カ・ワ・イ・イ☆

ちょっとタイプかも。

「これ、なんなんですか?」

「何って………アナタ自分で望んでここに来たんじゃないの?」

「いや……なんでここにいるのか、これから何が起こるのか、さっぱりわからなくて……」

「あらあら、そんな人もいるのねぇ。ねぇニシノちゃん」

「…………」


ちょこっと頷くニシノちゃん。あんまり無口な女の子はモテないわよ、全く。


「知っていることがあれば、教えてもらえませんか?」

「いいわよ、お姉さんが教えてあ・げ・る」

あらま、顔近付けただけで赤くなっちゃって………ホントカワイイ食べちゃいたい☆

「これはゲームよ」

「ゲーム?」

「そ、ゲーム。ここにいる7人でゲームをするの。誰かは分からないけどこのゲームのスポンサーから課題が出て、それをクリアした人は次のゲームに、クリアできなかったら解放されてオシマイ。ゲーム参加の為にBETしたものは帰ってこないって訳。」

「BET……?」

「このゲームに参加するために、自分の<人生において一番大切なもの>を賭けているのよ。アタシだったらお店の権利とかね。」

「大切な……もの………」
「それを賭けなきゃここには来れないはずだから、もしかするとアナタは記憶をBETしちゃったのかもね〜」

「記憶を賭けた?」

「まぁ分からないけど。……あら、最後の一人が起きそうね。そろそろ始まるわ。」



隅っこで寝てた女の子が目を覚ましたみたい。

さぁ、ここからが本番ね。

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