《MUMEI》
決意
あれから数ヶ月が経ち、暑い夏休みに入った。

8月、めぐの家に文乃と美加が泊まりにきたのである。
その夜、3人は恋愛話で盛り上がっていた。
美加が文乃に
「そういえば、文乃はどうなの?あの郵便局の人...。」

「あ―...郵便局の人...」
文乃はあの人のことをもうあきらめていた。
あの後もゆうパックを使ってあの人に会えないかなと期待しつつも、会えていないのだ。

「う〜ん...あれから会ってないからあきらめちゃって...」

めぐが
「名前わかんないんだっけ?」と聞いた。
「うん...」

「そっかぁ。名前がわかればなぁ。実はめぐの知り合いにそこの郵便局で働いている人がいて、名前がわかればいろいろ聞けるんだけどね。」

「そうなの!?でも名前が...」

文乃はあの日の郵便局の人のことを思い出していた。
あの人にもう一回会いたいと気持ちが高まってきた。
そこで文乃はなにかをひらめいた。

「めぐ、そこの郵便局って年始年末アルバイトを募集してる!?」

「うん。してると思うよ。高校の時、めぐの友達もバイトしてたから。」

「...してみようかなぁ。うちさぁ、高校の時に郵便局でバイトしてて、仕分けなんだけどね。だから、配達はしたことないから心配で無理だけど、仕分けなら!」

「おっ!いいねェ。頑張んなよ☆」

二人に応援をもらって文乃はやろうと決心がついた。

年始年末のアルバイトまであと4ヶ月も先...。

長いが文乃の決心は揺らぐことはなかった。

次週につづく(10/12更新)

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