《MUMEI》 「あらあら、なんだかカツオに女がいるって決めつけた口ぶりねぇ…(笑) なにか他に理由でもあるのかしら?…うふふ」 サザエは、自分から相談事を持ちかけておきながら結論のみを先に引き出そうとする花子の口調から、何らかの焦りを敏感に感じとっていた…。 「そ……それは――…」 即ちそれは、何か体裁を気にしていることを暗に示している――…。 「うふ……その様子だと、どうやら図星のようね?」 あっと言う間に、花子の胸に秘められた核心に迫るサザエ――… カオリの心を見事に翻弄した花子だったが、世の中、上には上がいるものだ…。 前へ |次へ |
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