《MUMEI》
練習試合をやるには?
8人で練習するには限界がある。

やっぱり試合しなきゃだめだな。

試合をやることで、課題をクリアし、また新しい課題が見つかる。

練習後、ヤマと、翔太とファミレスに向かった。

学校の前で、コーチがタバコってわけにもいかないだろ。

って思って。

「はぁ〜。」

「イキナリため息かよ。どうした?」

「だって生意気なんだもん。下手くその癖に。」

「俺たちも同じように思われてたんすかね?」

(それは翔太だけだよ。)

「でもまぁ、翔太は実力あったからい〜さ。」

「クロは歳が近いから、舐められるんだろ〜な。」

「そんなどうしようもないこと言われてもなぁ〜。」

ジュースが上手い。

「つ〜かさぁ、どうしたら試合できるかな?僕たちで相手探すのって無理くね?」

「…う〜ん。」

3人で考え込む。

「試合決めてもさぁ、学校に許可取んなきゃダメなんじゃない?」

「あ。それは大丈夫。試合決まったら報告すれば、できるんだって。」

「ふ〜ん。」

「じゃあやっぱ相手っすね。」

「そうなんだよなぁ〜。」

また3人で考え込む。

結局のところ、
『どうやって相手を見つけるのか?』
ということが問題。

「…そうだ。」

ヤマが口を開く。

「何?」

「阿久津の弟がどっかの高校でハンドやってるはず。」

「それだ!!」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫